QRコードをさらに活用する
以前、QRコードの読み込み方を解説しましたが(→QRコードを読み込む)、今回は少し毛色を変えた活用の仕方を。QRコードはいろんな情報を含めることができますので、個人情報についても勿論入れることができます。通常、自分の個人情報をわざわざQRコードにする必要性はなかなかないと思います。一方、あからさまに個人情報を表記しているのは良くない場合もあります。昔は、小学生のランドセルなどに氏名の札を付けているのは当たり前でしたが、氏名を第三者に容易に知られると犯罪に巻き込まれる恐れがあるため、今では付けないことが多いです。しかし、住所や氏名をいざという時に正確に伝えられることも重要です。高齢者にとっても万が一を考えると同じことが言えるかと思います。
そこで、QRコードに個人的な情報を入れてそれを身に着けておけば、不用意に不特定多数に情報を曝すことなく、かつ大事な時にその情報を伝えられるのではないかと思います。あからさまにサインペンなどで氏名が書いてあるよりも不格好でなく(QRコードにもう少しエレガントさは欲しい気もしますが)、大人としては受け入れやすいでしょう。また、例えば他人の物と混同しやすいような私物に貼っておけば、何かの折に自分の物だと証明する代わりにもなりそうです。
耐久性のあるシールとして、PCからプリントすれば、様々な物に貼れますし、アイロンで布に貼れる素材にプリントして、服にさりげなく付けておけば、迷子の早期発見にも使えるかもしれません。もっとも、そのQRコードが個人情報を提供していることが、必要な人に理解できなければなりませんが、QRコードでは中央部にオリジナルの絵柄や文字などが入れられるようになっています。そのため、それを活用して特別なQRコードであることを知らしめることもできるのではないでしょうか。
今後、QRコードに代わるさらに便利なツールが現れるかもしれませんが、暫くはQRコードが頻繁に使われることになりそうです。そんな時代なので、生活を便利にするために自らQRコードを応用するのも一つの手かと思います。
(参考)QRコード作成サイト(QRのススメ):https://qr.quel.jp/
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