格安SIMとSIMフリースマホ使用感の実際
世間では大分と格安SIMやSIMフリースマホが市民権を得てきたというか、普通に認知されるようになってきたので、その障壁もかなり低くなってきたのかと思っています。
しかし、新興の企業が多かったり、端末が海外メーカーであったりするために、未だ躊躇されている方も多いかもしれません。
そのような方に少しでも情報になればと、最近これらを導入された方の感想を聞いてみました。
ケース1
年齢は60歳前後、初めてスマホを触る方です。スマホはやりたいがやはりキャリア(ドコモとかソフトバンクなど)の出しているサービスは月額が高いので避けたい。そのため、格安SIM&SIMフリースマホの組み合わせになりました。
格安SIM: OCN モバイル ONE
SIMフリースマホ: Zenfone 2 laser
画面サイズ: 5インチ(1,280×720ドット)
使用した感想としては、
「画面が小さい」
「電池もちが悪い」
の2点です。スマホの弱点をズバッと突いた意見です。もっとも、5インチの画面サイズはそれほど小さくはないのですが、少し高齢になってくると、特に字を読む際にはこのサイズでもいささか辛くなってきます。電池もちは随分と良くなってきたとはいえ、ガラケーからみればまだまだ不十分ですし、やはり充電の手間が面倒になってくるのは事実です。
一方で、この機種はカメラ性能が秀でているのですが、人によってはこの機能がなかなか生かされてこないかもしれません。
上記の点を鑑みると、画面サイズやバッテリー容量がより大きい機種、あるいはSIMフリータブレットの方がより満足される可能性があります。
ちなみに、スマホを使いなれた息子さんが使用された場合には、特に遅いとか操作性が悪いということもなく、普通に使えるなという印象だったようです。ただ、格安SIMのOCNの速度は若干遅いかな?と感じたとのこと。
ケース2
年齢は同じく60歳前後でスマホを初導入です。周りにはこの手に詳しい方が多く、スムースに格安SIM&SIMフリースマホの導入ができています。
格安SIM: FREETEL
SIMフリースマホ: Zenfone 5
画面サイズ: 5インチ(1,280×720ドット)
端末を提供しているASUS(エイスース)の商品名の付け方が特殊で、こちらのZenfone 5の方が先に出てきたZenfone 2 laserよりも若干古い機種になります。
感想としては、
「サクサク動く」
「Chromecastしても快適に動く」
「iPhoneから移行しても違和感はそうないのでは」
とのこと。概ね絶賛状態です。Chromecastは、スマホで表示している内容をリアルタイムでテレビに映し出す機能です。Chromecastという端末を購入し、テレビに挿しておけば使えます(あとはスマホ側に機能があれば)。
格安SIMのFREETELの速度も満足できる状態のようです。
結局いずれもASUSのZenfoneシリーズになってしまいました。確かにSIMフリースマホの中では、定番として売られているシリーズであるため、安心できるでしょう。あまりITに馴染みのない人は知らないメーカーかもしれませんが、ITの中では信頼度の高いメーカーとして認識されています。
その他にも昨今ではSIMフリースマホの種類は増えており、低価格で手に入れることができるようになっています。また格安SIMと端末のセット販売も多数行われているため、案外簡単に導入できるようにもなっています。
但し、少し煩雑なことがあるとすれば、MNP(ナンバーポータビリティー)です。今まで使用していた携帯電話番号をそのまま使おうとすれば、この番号の移動手続きが必要になります。手間はかかりますが、格安SIMを提供している企業のインターネットサイトには必ず手続きの流れが書いてありますので、それに従い一つひとつ進めていけば良いです。
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