野外で音楽を聴く
(2020年9月28日更新)
そもそも外で音楽を聴く必要があるのか? そう思われるかもしれません。様々な野外の音が聴こえにくくなるので、安全面に懸念が出るのは事実です。しかし、いろんな効用・効果・楽しみもまたあります。
一つは気分を高揚させたり、切り換えたりする効果。悩みについて考えているとどんどんと落ち込んできたりすることもありますが、音楽の効果は偉大です。脳をすっきりとさせ、新しいことに取り組む意欲を生み出す点で、野外の移動中に音楽を聴くことは価値があります。
また、スポーツ観戦の前や映画・芝居を観る前などに聴くと、より一層気持ちを高められるということもあります。旅の途中なら旅情気分を深められるというのもありますね。
それから二つ目は、長丁場のものを聴く場合。落語、講談・講釈、浪曲といったものもたくさん音源として販売されていますが、聴き終わるのに長い時間がかかります。そういうものを家で聴こうとするとどうしても邪魔が入ったり集中力が欠けたりします。また、何度も同じものを聴いても楽しめる類いのものです。そうすると、電車に乗っている間やウォーキングの途中などはゆっくりと時間を取れるので、長丁場のものを聴くには最適です(音が聴こえにくくなるので、乗り過ごしや車などには十分注意が必要ですが)。
三つ目は勉強や情報収集。CD付の英語教材などの場合、空いた時間で繰り返し聴くのは良い勉強になるでしょう。また、ポッドキャスト(Podcast)を使えば、日々のニュースや興味ある事柄について、新しい情報が聴けます。
プレーヤー(再生する電子機器)
もしICレコーダーをお持ちであれば、音楽を聴く機能を有していることがありますので活用できます。
もう一つとしては、専用のポータブルオーディオプレーヤーです。かつては、一番一般的な手段でたくさんの製品が出ていましたが、スマホの普及によって製品がかなり少なくなりました。残っているのはアップルのiPodとソニーのWalkmanくらいです(それ以外に中華製と思われる安価なオーディオプレーヤーであれば、多数Amazon等で販売されています)。Walkmanは音質に定評がありますし、高性能なイヤホンが付いてきたりします。また、両製品とも様々な企業が提供している電子機器を繋げることで機能拡張をすることができます。これらのオーディオプレーヤーを別に保有するメリットとしては、音源を聴くときに限定して使われるためバッテリーの消耗を抑えられ、あまりバッテリー残量を気にする必要がないというのがあります。また、スマホに比べれば遥かに軽くて小型です。
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変換コネクタ
スマホやタブレットをお持ちなら、音源データをそれらに保存しておけば、すぐに再生して聴くことができます。スピーカーでも聴けますし、イヤホンも繋げられます。Bluetooth(ブルートゥース)という無線通信機能を用いて、後述するようにイヤホンとの間で線を繋がずに音楽などを聴くことも可能で、最近では無線で聴く方が普通になってきた感すらあります。
また、フィーチャーフォン(ガラケー)でもかなり昔の機種でない限り、マイクロSDカードに音源データを入れるなどして再生することができます。但し、通常のイヤホンジャックが付いていない場合があるので、その時には、変換コネクタを使います。
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ヘッドホン、イヤホン
スマホの隆盛に伴い、非常にたくさんの種類のヘッドホンやイヤホンが発売されています。値段も数万円から1,000円程度のものまで千差万別です。それぞれによって、低音が得意だとか高音が冴えているとか様々です。一部の家電量販店では、プレーヤーをもっていけば店頭のイヤホンを挿して、音の具合を確認することができるので、試し聴きをしてから購入するのも良いかもしれません。また、イヤホン専門店も幾つかあります。後は、見た目やメーカーの信頼性、値段などを踏まえて、感覚で選ぶしかありません。
イヤホンには、耳の穴に引っかけるインナーイヤー型、外耳道にイヤーピースを差し込むカナル型とありますが、音漏れのしにくいカナル型が現在の主流かと思います。また、ヘッドホンタイプもあり、音質に拘る方が使われたりします。
私のお勧めとしては、finalの有線イヤホンでしょうか。(好みもあるでしょうけど)音質が良く、比較的安価かと……。
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Bluetoothイヤホン(ワイヤレスイヤホン)は、2019年くらいから一気に広まってきました。スマホやプレーヤーから無線で音を飛ばし、イヤホン側で受けて再生します。線で繋がなくて良いので、野外ではとても便利です。左右のイヤホンがつながったネックバンド型や左右が分離した完全ワイヤレス型がありますが、後者が一般的です。充電をしないといけないのが欠点ではありますが、5、6時間程度はもちますし、ケースに入れるとケースから再充電されるものがほとんどです(ケースの充電容量としては数十時間)。たまにケースを充電するだけで済むわけです。
それからノイズキャンセリング機能。これは、外部からの音とお互い打ち消すような音を出して、外部の音を遮断するものです。かなり遮断できるので、野外での使い方は逆によく気を付けないとなりませんが。イヤホンに触れると野外の音を通すようにする機能をもつタイプもあります。なお、「cVcノイズキャンセリング」というものは、それとは異なります。これはイヤホンから出る音声をマイクに再入力しないような機能で、マイクの性能をうたったものです。
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