電子書籍のススメ(作る2)
どうやって、実際に電子書籍を作るのか、です。
これは、細かい作業も幾つかあり、電子書籍の販売サイトによっても異なるので、詳細はいろいろと調べらながら進めることが肝心です。
少し変な話ですが、電子書籍の出版方法を書いた電子書籍もたくさん出版されているので、それを読みながら、一つひとつ丁寧に進めていくという手もあります。例として、下記にガイド本を示しておきます。但し、手順は刻々と更新・変更されますので、記載されている内容も参考として考えてください。
ここでは、KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)の場合について、簡単に解説します。
流れはざっとこのような形です。
- Kindleアカウントを作る
- 税関連の書面を作成する。Amazonに申請する
Amazonはアメリカの企業のため、もし電子書籍から売上が出た場合、アメリカで源泉徴収されてしまいます。それを免れる措置です。しなくても、販売可否には影響しません。 - テキストを書く
最も重要な作業です。 - 表紙、挿入図を作る
挿入図はなくてもいいですが、表紙は本として重要なので、丁寧に作ってください。あまり凝らず、シンプルで見やすいもののほうが良いです。凝らなければ、ペイントソフトで、簡単に作成できます。また、紙の本を参考になさってはどうかと思います。 - 変換サイトで電子書籍のファイル形式にする
Wordで書いた場合などは、直接Kindleのサイトで電子書籍のファイルに変換できますが、縦書きにしたいなど細かな調整がいる場合に一度別サイトで変換します。下記はサイト例です。
EPUB3::かんたん電子書籍作成 http://books.doncha.net/epub/
でんでんコンバーター http://conv.denshochan.com/ - Kindleサイトで、タイトル、著者名などの必要事項を入力する
- Kindleサイトにファイルをアップロード(送信)する
- ビューアなどで思い通りの表示ができているか確認する。
ここで、誤字脱字や思わぬ異常がないか、しっかり確認します。特に縦書きにした場合、半角文字が90度傾いていたりしますので、要注意です。 - 値段等を決める
以上でほぼ完了です。このような手順で作ってみた電子書籍の一つの例が下記です。これにかかった日数は1ヶ月半ほど。但し、アメリカからEIN番号を郵送してもらうのに、1ヶ月以上使ってます。それを除けば、コンテンツの変換と確認2日、表紙作成に1日、Kindleへの登録に1日、出版まで2日の合計5日程度しかかかってません。
これくらいの手間で出版できるのです。2冊目からは、初期の準備は終わっているため、さらに素早く出版できます。
本当に時間がかかるのは、結局コンテンツを作るところです。こればっかりは地道に作っていくしかないのですが、1日100文字でも1年経てば相当な量になりますので、とにかく継続なのです。
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