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CD-R・DVD-Rにデータを焼く(入れる)

焼く写真や動画を人に渡したり、大切なデータを保存しておくためにCD-RやDVD-Rにデータを焼きます。これからは、さらに大容量のBD-Rにデータを焼くことも多くなってくるかもしれません。
「焼く」というのは、データを入れることです。基本的な使い方では、CD-RやDVD-Rは一度データを入れると消すことができないので、焼き付ける意味で「焼く」と表現されます。

まず、焼く形式には2つあります。マスタ形式とライブファイルシステム形式です。マスタ形式は、上述したように一度データを入れると消すことができませんが、他の機器との互換性(読み取れるか)が高い形式です。一方、ライブファイルシステム形式は、PCでしか使用できませんが、USBメモリのようにデータを追加したり消したりが自由にできます。CD-RやDVD-Rは安価ですし、USBメモリも大容量なものが安価でありますので、マスタ形式を選んでいただいたほうが無難です。

さらに、マスタ形式でデータを書き込むとしても、データの入れ方によって2つの方法に分かれます。1つは音楽CDや映画のDVDビデオのように、市販のプレーヤーで再生できる形です。焼くときにデータの変換が必要です。再生機器を選ばない反面、入れられるデータ量が少なく、音楽なら音楽、動画なら動画の単一データしか入れられません。また、タイトルやメニューなど、プレーヤーで再生する時の利便性を考えて、構成を作る必要が出てくることもあります。

もう1つの形式は、PC内のフォルダと同じような使い方をして、様々なデータを自由に入れる形です。フォルダの階層構造も作れます。データの変換などを考えなくても良い反面、市販のプレーヤーでは再生できないこともあります(最近は対応するプレーヤーも増えてきましたが、データが読めないことも多々あります)。

ここでは、Windows 7をベースに最も一般的な、最後の形式でのデータの焼き方について説明します。焼くソフト(アプリ)にはいろいろなものがあり、PCに最初から入っていることも多いです。フリーソフトもあります。それらのソフトでは、1つ目の形式で焼く機能も搭載しています。一部、有料のアップグレードをしないと、その機能を使えないソフトもありますが。
今回はWindows 7の標準機能を用いて焼く方法を説明します。機能的にはWindows 8でも同様です。

まず、焼きたいファイルを一部選び、「コンピュータ」の下にあるCD・DVDドライブにドラッグ&ドロップします(ファイルをクリックしたまま、CD・DVDドライブの上にもってきて、クリックを放す)。もしくは、メニューの「書き込む」を押します。
空(ブランク)のディスクを入れるよう要求されるので、CD-R・DVD-Rを入れます。「どの方法で使用しますか」というウィンドウがもし開いたら、「CD/DVDプレイヤーで再生する」ほうを選びます。ここでいうCD/DVDプレイヤーとは、PCのドライブも含んだ広い意味です。
新たにウィンドウが開きますので、その中にさらに必要な分のファイルをドラッグ&ドロップします。全て入れ終わったら、CD・DVDドライブを右クリックし「ディスクに書き込む」を選ぶか、メニューの「ディスクに書き込む」を押します。
これによって、データの「焼き付け」が処理されます。

焼いた後のCD-RやDVD-Rは、内容がわかるようにペン書きなり印刷なりシール貼りなどをして、明確にしておくことが重要です。

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