どこの家庭にもまだまだ現像した写真がたくさん残っていると思います。時と共に色褪せていく様を眺めるのもいいのですが、綺麗だったその時の光景がわからなくなるのも残念です。また、ネガフィルムだけ残っているということもあるかもしれません。現像に出すほどではないが、写真の形で残しておきたい気持ちもあったりします。
そこで、昔の写真やネガフィルムをデジタル化して 残しておく方法を紹介します。家の中の荷物を減らす点でも役に立つかもしれません。
複合プリンターを使う
複合プリンター（多機能プリンター）は印刷機能にスキャナーが付いたものです。昨今では下位機種以外では大抵付与しています。付属するアプリの中に写真をスキャンするモードが備わっているので、その手順に従えば写真をPCに取り込むことができます。複数枚を一度に取り込む機能もあったりするので、量が多くてもそれなりにこなすことができます。
なお、自宅にプリンターがない場合には、コンビニの複合機を使うことも可能ですが、写真の量が多くなると費用がかさむので注意が必要です。
専用スキャナーを使う
写真のデジタル化に特化したスキャナーも多く販売されています。小型で取り扱いやすく、写真を並べて蓋をして……という複合プリンターのような手間がないのが特長です。そのため、ある程度写真の量が多くても対応できます。
機能としては最小限の割にはある程度値段がするのが少々難点です。複合プリンターの利用度、後で述べる業者での費用を鑑みて選択したいところです。
また、同時にネガフィルムもスキャナーできるものが多いです。ネガフィルムがちゃんと残っているのであれば、写真をスキャンするよりもフィルムを直接スキャンした方が高画質でデジタル化できる可能性が高いです。
業者に依頼する
ビデオテープのDVD化と同じく、写真のデジタル化を専門とする業者もたくさんあります。ここは費用と品質の兼ね合いになってきます。確かな技術を保有していそうなところ、写真を預ける上で信頼がおけそうなところを選ぶのが肝要ではないかと思います。
写真だけに限らず、フィルムをスキャンしてくれる業者も存在します。また、カメラのキタムラのように店舗で対応してくれるところもあります。
スマホのアプリを使う
スマホの写真スキャン専用のアプリを使うことで、簡単に写真をデジタル化することができます。簡便な分、解像度としてはやや落ちますし、量が多くなるとやや大変になります。
なお、デジタルカメラなどでも写真を取り込むことは可能ですが、斜めからの撮影で変形したり照明や影が入ったりするので、綺麗に幾つもの写真を取り込むことはなかなか難しいです。
亜種として、iPhone専用にはなりますが、写真を撮影する専用の道具があります。外光が入らないように写真を囲い、iPhoneのカメラとの距離や角度を固定する物です。これにより比較的綺麗には撮影できます。外光をシャットアウトできるので、アルバムの上からでも撮影が可能となります。
