それに加えて、最近は電動アシスト自転車が人気です。確かに坂道や荷物が重くてもペダルは軽く、子どもの送り迎えやその他の用事にすごく活躍します。これもまた、通常の自転車に比べてはかなり値が張る部類になりますが……。
もう一つ、健康のために自転車を乗りたい、街中をもっと楽しみながら乗り回したい、というようなニーズも高くなっています。それに呼応するのがクロスバイクという部類です。ロードバイクよりも肩を張らずに、気楽に乗れるタイプのものです。そういう用途なので、あまり値段が高くないところから様々な種類があるのが特長です。勿論、部品の材料や性能を凝っていけば、どんどんとコストは上がっていきますが。
このクロスバイクは、海外製も国内製もいろんなメーカから出ていて、デザインもとても豊かです。それは人目の多い街中を走る、というシチュエーションのせいでもあるでしょう。今では、近所の自転車屋さんに行くだけでなく、インターネットでも気軽に購入できるので、そういった自転車屋では取り扱っていない様々なメーカの製品も取り寄せられます。
また実店舗を運営しているショップであれば、実店舗での受取やメンテナンスが出来たりします。もっとも直接発送してくるショップであっても、事前の組み立て・調整・スタンド取付・防犯登録などをきっちりとやってくれるところがほとんどですので、安心して購入することができます。
で、そのまま既製品を買っても個性的で楽しいのですが、オーダーメイドするサービスも存在します。例えばCocci Pedale（https://cocci.co/）というメーカでは、ハンドルの形状を選択し、各パーツの色を様々に組み合わせることでオリジナルな自転車をオーダーすることが可能です。値段もクロスバイクの中では低価格帯に位置します。
チェーンやブレーキの色まで触れるとなると、自転車に対しての思い入れ方がすっかり今までと変わってくるような気がします。
また、ダイワサイクル（https://www.daiwa-cycle.jp/）も「カスタムバイク」という名で各パーツの色を様々に変えられる製品を提供しています。これはインターネットで直接購入はできませんが、全国に幾つもある実店舗にて申し込めます。店舗には各色のパーツを置いていたりもするので、実際の色をチェックすることもできます。
両サイト共、カラーリングのシミュレーターがあるので、PC上で色のバランスをじっくり確認することができますし、購入する気がなくても結構楽しめたりします。
なお、購入後により快適な高級サドルに入れ替えたり、USB充電やソーラー充電できるLEDライトを取り付けてみたり、ペットボトル入れやポータブルの空気入れを備え付けたりと、自分の好みに合わせていろいろとパーツ追加していけるのも、自転車の魅力の一つです。
非常に個人的にはアメリカのMARINというメーカのクロスバイクがお勧めです。日本人の体格に合います。まあ、サドルだけはもう少し柔らか目のものに入れ替えて。GIANTやBianchiといったメーカのクロスバイクはたくさん街中で見かける中、このメーカのものは見かけることが本当に少ないです。まあ、それを良いと取るか悪いと取るかは人それぞれです……。