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LINEの使い方

シニアの方々も、連絡手段としてLINEアプリを使う方が増えてきました。それは、スマホやタブレットを保有する人が増えたことに加えて無料でビデオ通話をしたいと要求もありますが、一番の理由としては自分がこのアプリを使いたいというよりも、連絡を取りたい相手からLINEでのやり取りを望まれるという面が強い印象があります。

折角LINEアプリをインストールをしても、今一つ使い方がよくわからない、いろんなマークがあって各々の機能が気になって仕方がないという方のために、簡単ではありますが、ここで使い方を説明したいと思います。
但し、アプリは頻繁に改良が加えられ、表示が変わったり、新しい機能が追加されたりします。さらに、PC版やAndroid版、iPhone版などで多少見映えが変わったりもします。ですので、表示の違いなどをあまり気にせず、ざっくりと使い方を理解していただけることを望みます。

並んでいるタブまたはマークでそれぞれの役割が分かれています。基本的に使うのは、左二つの友だちとトークです。最低限、これだけを覚えておけば使えます。

自分が友だちとして登録している人が並びます。入れた覚えがない、と思われるかもしれませんが、電話帳が自分のスマホやタブレットに入っている場合には、そこから友だちに自動的に登録されることがあります(もし相手がLINEを使っていればですが)。とにかく、本当に連絡を取りたい相手だけ気にしておけばいいです。
但し、名前として表示されるのは、友だちが自身で設定している名前です。そのため、あだ名やニックネームなどでその名前が登録されていると、こちらが見ても一体誰なのかさっぱりわからないことがあります。したがって、LINEで連絡を取りたい相手には、予めLINEでの名前をきっちりと訊いておくことが肝要です。

その他、複数の友だちでグループを作っている場合、グループ名も表示されます。

これまでの会話が表示されます。一度友だちと会話したらずっと残るので、常時同じ人たちと会話する限りは、このトークばかりをほとんど使用することになります。グループを作っていれば、同じようにグループ会話も表示されます。

グループで新たに会話したい場合は、トークタブを選択した時に表示されるトークの新規作成ボタンを押し、次に複数の友だちを選んでからトークを開始すれば良いです。グループでの寄り集まりや趣味を同じくする人たちで会話する時に便利です。
但し、グループ会話は人数が多すぎると途端に面倒になるので要注意です。例えば、10人が一斉に会話した場合、いろんな人の発言が次々に表示されて話の流れがさっぱりわからなくなりますし、新着の発言がある度に着信音が激しく鳴ったりしてしまいます。

トークの応用について
文章を送る以外に、様々なことができます。『+』マークを押せば、動画や写真は元より、ファイルや現在地などいろんなものを送ることができます。また、顔マークを押せば、スタンプを送ることができます。
スタンプは最初から入っていたりダウンロードできる無料のものが幾らかあります。それ以外は、企業のLINEアカウントと友だちになってスタンプを所得したり、あるいは購入したりして入手します。
スタンプを使えば、文字だったら味気なかったり、微妙な表現を伝えるのに本当に役に立つことが多いです。

タイムラインは、誤解を恐れずに言えば『時系列に垂れ流しされる情報の掲示板』です。企業からの宣伝や友達からの投稿記事が時系列にたくさん表示されます。今まさに流れているホットな話題や製品、サービス、お得情報を逐一チェックしつつ、友達の活動情報を取り入れてそれに応え、かつ自分の生活も開けっ広げに情報発信していく……そんな非常に現代的な生き方をするためにはとても役に立ちます。
もっとも、似たようなサービスはFacebookであったりmixiであったり、様々なSNSでも提供されていますので、どこが自分と友だちの間の情報発信の場に相応しいかを考えてやる必要があります。

まさにニュースが表示されます。PCで見る、Yahoo!やGoogleのニュースと基本的には同じです。勿論、ニュースの内容は各サイトによっていささか変わってきます。では、LINEの中でニュースが表示される利点はというと、LINEアプリを立ち上げてさえいれば、いろんなサービス全部が賄えるということです。友達とのメッセージのやり取り、ビデオ通話、タイムライン、ニュース、ゲーム、支払い……たくさんのことがLINEだけでできるようになっていますので、総合的サービスを担う1つとして、ニュース情報の提供があると考えてもらえれば良いのではないでしょうか。

上記以外は各種の設定であったり、ゲームであったりします。本当にたくさんの機能がLINEには詰まっていますが、そこは興味や疑問が出てきたりした時にじっくりと触ってみればよく、まずは友達とのトークを楽にできることに専念した方がよいかと思います。
しかし、下記の一点、友達の新規登録の仕方だけは覚えておいて欲しいです。

最後に友だちの新規登録の仕方です。他のたくさんの人が既にLINEを使用していて、向こうから招待を受ける分には招待をOKするだけでよいですが、お互い不得手な場合など、こちらから新規登録を進める必要も出てくるでしょう。

一番簡単なのは、友だちと面と向かう状態で、『QRコード』か『ふるふる』を使う方法です。『QRコード』は向こうに表示されたQRコードをこちらのカメラで読み取るか、あるいは自分のQRコードを表示して、相手にQRコードをカメラで読み取ってもらうかすることで、友だち登録することができます。『ふるふる』は近づいてお互いのスマホやタブレットを振ることで、情報を交換する方法です。

面と向かってそういうことができない場合は、招待か検索をします。まず、招待はSMSかメールで行うのですが、注意点として「連絡帳に入っている相手しか招待先として表示されない」ことです。そのため、まず自分のもっているスマホやタブレットの連絡帳に情報を入力しておく必要があります。この点については、特にタブレットの場合に連絡帳が入ってないことも多いので不便になります。一方、連絡帳が入っている場合(特にスマホ)は、確実に相手に招待を行える方法なので、逆にかなり便利です。

最後の方法としては、検索です。相手のIDや電話番号を検索できれば、すぐに友だち登録することができます。ただ、18歳以上を証明していないと検索できないという制約があり、格安SIMでは一部のものを除き、この制約のために検索ができなくなっています。もし、ドコモやソフトバンク、auといった大手キャリアの場合には、18歳以上が証明できますので検索も可能です。

このように新しい友だちを登録するのはいささかハードルがあります。基本は、招待してもらうほうが無難です。しかし、どうしてもこちらから友だち登録するための何らかのアクションをせざるを得ない場合、上記を参考し、また詳しそうな近隣の人に聞きながら、試行錯誤してください。
面倒なところも多いLINEですが、使い慣れると便利なところも多いので、気後れせずに試してみてください。

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