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動画を回転してDVD化する

2020年3月注:「Freemake Video Converter」が無料だと絶対にロゴが入ってしまう仕様になったため、下記の情報は古いものとして扱ってください。他のフリーソフトとしては、「Avidemux」などがあります(日本語化するには少し作業が要ります)。Avidemuxにて動画を回転させるには、Video Output(ビデオ出力)を『Copy』から別形式(例えば『Mepg4 AVC(x264)』)に変更した上でメニューのVideo(ビデオ)→フィルター→回転を選択して右クリック、角度を選択してください。

最近は、スマートフォン(スマホ)で動画を撮影するのが一般的になってきているかもしれません。が、従来のケータイ(ガラケー、フィーチャーフォン)を使って動画を撮っている方もおられるでしょう。
従来ケータイは二つ折りタイプがほとんどなので、持ち方の問題から大抵の場合、縦長で撮影すると思います。また、スマホを使っていても縦長で撮影することがあるでしょう。後でそれらを大画面で観てみたいとき、幾つかの問題が起きます。

一つ目は、動画形式です。従来ケータイやスマホで撮影した動画は、ファイル形式がMP4だったり、MOVだったりします。PCでは容易に再生できますが、プレーヤーなどではうまく再生されない場合があります。さらに、古いケータイでは3GP形式になっているかもしれません。この場合、そのままではPCでもなかなか再生できない可能性があります。
二つ目に、動画の向きです。縦長の動画をそのまま再生しようとすると、横に向いてしまうことがあります。写真と違って、再生時に映像を90度回転させることは簡単ではなく、また仮にできたとしても、一々再生ソフト側で処理をしてやらねばなりません。

それらのことを踏まえて、動画を回転させ、かつ普通のDVDプレーヤーで再生できる形に変換してやれば、誰でも気軽に動画を楽しむことができます。
そういった処理ができるソフトは多々ありますが、ここでは『Freemake Video Converter(http://www.freemake.com/jp/)』を紹介します。このソフトは縮小、回転、動画形式の変換がまとめて行える上、比較的操作が分かりやすいと思います。

まずソフトをインストールします。このFreemakeは、今回の機能の他にも様々なことが行えるソフトが集まっています。例えば動画を鏡像反転させたり、音楽を様々な形式に変換したりできます。
インストールに当たっては、他の余計なソフトをインストールしてしまう恐れがあります。手順をゆっくりと確認しながら、慎重にこのソフトのみをインストールするようにしてください(他の異なるソフトをインストールする場合も同様です)。

次にソフトを起動します。真ん中に変換したい動画をドラッグ&ドロップで入れます(ファイルをクリックしたままマウスを移動し、ソフトの真ん中でクリックを離す)。

それから、ハサミのマークを押します。中央にある回転のマークを押せば時計回りに90度回転します。ここでは動画のうち任意の時間のみを切り出すこともできます。OKを押して確定します。


元の画面に戻ったら、「DVD」のマークを押します。これはDVDプレーヤーで観られる形に自動的に編集してくれる機能です。他にも、様々な機器に合わせた動画形式の変換ができます。

開いたウィンドウで保存先を決めます。DVDを書き込めるPCなら、直接そのドライブを指定することができます。一旦、どこかに保存するのであれば、空いている領域を保存先に指定し、後々できたフォルダをDVDーRに焼きます(書き込む)。焼くためには、例えばBurnAware Freeなどが使えます。

右上の絵を押せば、DVDメニューを作るかどうかも指定できます。メニューの種類は無料バージョンでは数が少ないです。
他の設定は標準のままで特に触る必要はないかと思います。OKを押して処理を待てば完成です。

動画の編集は慣れてくるといろんなことに応用できますよ。

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