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手元・耳元スピーカーを使って小音量で楽しむ


(2020年9月22日更新)

どうしても年齢を重ねると様々な音が聴こえづらくなってきます。テレビのような、スピーカーの性能が低くなりがちな家電製品では尚更です。また、複数の音が混じり合うので余計に聴きづらいということもあります。音量を上げることはできますが、同居人に迷惑がかかったり、近所への音漏れが懸念されることもあるでしょう。

ここ最近、そのようなテレビの音声を手軽に無線送信できる家電製品の種類が本当に増えてきました。それまでは、イヤホンジャックから有線で引き出し、アクティブスピーカー(電源のいるスピーカー)やラジカセの外部入力に入れる程度の方法しかなく、コードに引っ掛かる危険性を考えれば推奨しかねる部分もありました。今はBluetoothの進化により、無線で簡単に音声を送信することができます。なお、Bluetoothではなく、独自無線技術を使っているメーカーもあるようです。また一部、赤外線を使ったものもあります。

つまり、テレビの音を自分の近くだけで聴くことができます。これだけで物凄く音声が聴きやすくなります。ヘッドフォンやイヤホンを付ける面倒もなく、大きな音量にする必要もありません。それに、いろんな製品が出てきたお陰で、音質も高くなってきました(スピーカーは小型にすると、綺麗な音を出すのが本当に難しくなるのです)。

無線の場合、送信機をテレビのイヤホンジャックに挿します。そして手元のスピーカーで音量を調整するだけです。なので、イヤホンジャックがあれば、テレビだけではなく、他のものにも使えます。例えば、iPodなどのポータブルオーディオプレーヤーだったり、ポータブルのDVDプレーヤーだったり。音質を向上したり、皆が楽しむ用途でも活用できるのです。
また、防滴のタイプなら台所でも使え、テレビを聴きながら料理するといった用途に使えます。

有線のものもあります。送信機の電源だとか電波の障害物だとかを考えなくていいので、その点ではシンプルです。絨毯の下を這わしたり、部屋の隅に敷くことが出来て、距離もある程度限定されるのなら、有線のものの方が安価で良いかもしれません。

このスピーカーのジャンルはこれまで明確な名称がなかったように思うのですが、今は手元スピーカーというのが比較的一般に使われている名前のようです。
こういうものも上手く活用して、快適に楽しいテレビライフ、音楽ライフを過ごしてください。

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