サイトアイコン シニアIT支援サイトCLASeC

オンラインで確定申告を効率化する

kakutei-sinkoku給与とは別に所得がある人や、個人事業主となっている方は、毎年確定申告をしていると思います。
確定申告に対しては、PCを活用することで大きな業務の効率化を図ることができてきます。

e-Tax(イータックス)は国税庁の運営する、国税電子申告・納税システムです。インターネットを使って、申告・納税することができます。事前に届け出手続きなどがいろいろ必要ですが、一度やってしまえば以降の年からはずっとオンラインで申告・納税できるため、とても便利です。源泉徴収票や医療費の領収書などを初めとする、様々な第三者作成書類の添付が省略できるという魅力も大きいです(5年間の原本保管義務はあります)。e-TaxソフトもWeb版とインストール版が容易されており、使い勝手に配慮されています。

流れとしては、上記の手続きが終了している場合、「確定申告書等作成コーナー」でPCを使って確定申告書を作成した後、e-Taxソフトで申告・納税します。一連の手順は、サイトに詳しく記載されているため、十分な日数の余裕をもって臨めば、やり通せるものと思います。
なお、追加の提出書類がある場合は、それだけ別途郵送で送ることもできます。

e-Tax(イータックス): http://www.e-tax.nta.go.jp/

e-Taxを使わなくとも、「確定申告書等作成コーナー」のみを使用するだけでも十分にPCを活用できます。「確定申告書等作成コーナー」は、税務署に設置してある、確定申告書を作成するためのシステムと同じです。税務署に出向かずにゆっくりじっくりと自宅で確定申告書の作成が行えます。
最終的にできあがったものがPDFファイルになって保存されるため、それを印刷し、必要書類を添付して所管の税務署に郵送すれば完了です。郵送宛名もPDFファイルの中に含まれていますし、チェックリストや確認事項も含まれています。プリンターを所有していなくても、PDFファイルをUSBメモリなどに保存してコンビニにもち込めば、コピー機で簡単に印刷することができます(印刷費用はかかりますが)。

「確定申告書等作成コーナー」は質問に答える形で次々と入力していく形なので、手順が一度頭に入ってしまえば、スルスルと作り上げることができるかと思います。
やっていることは、紙に手書きして税務署にもっていくのと全く同じですが、もっていく手間と費用を考えると、オンラインで作成→印刷→郵送の方が有益かもしれません。それに、毎年の確定申告書がPDFファイルとして残るので、過去のファイルを参考にしながら作り上げられるというメリットや、何らかの理由で他の方に確定申告の作業を引き継ぐ時にも、過去の提出内容が残っているので引き継ぎが容易というメリットもあります。

確定申告書等作成コーナー: https://www.keisan.nta.go.jp/

会計に特化したソフトを用いれば、さらに簡単に確定申告書を作成することが可能です。「弥生」が最も有名ではないかと思います。従来通り、有料ソフトを購入してインストールして使うということもできますが、ブラウザを使ってオンライン上で作成できるシステムが発達しています。いわゆる、クラウドで作成するというものです。「弥生」の他には、「クラウド確定申告ソフト freee」というものもあります。両方とも、クラウドでの利用は、月額や年額での費用となりますので、従来のソフトとは異なりますが、ソフト購入と比べて、各年の固定費として組み込みやすいのも利点かもしれません。
なお、基本的に会計ソフトですので、その他にも日々の会計管理についても様々なサービスが提供されています。

弥生: http://www.yayoi-kk.co.jp/
freee: https://www.freee.co.jp/

モバイルバージョンを終了