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天体観測と星座を楽しむ

(2020年9月13日更新)

天・体・観・測と言ってしまうと、なかなか気後れする人が多いかもしれません。なんのことはない、夜空を眺めることの拡大版です。今はそう都会でなくても、星空が見えなくなりつつあります。その昔観た満天の星空や写真でしか観たことのない惑星、流星群などの観測もまた楽しみの一つになり得ます。

専門雑誌も販売されていますが、これは初めての人には取っつきにくいでしょう。広く浅く情報を得るにはインターネットが適しています。天体観測の基本から入門機器、お勧めの観測場所までいろいろな情報が載っています。

天体観測には高価な機器が必要と思われるかもしれませんが、最近の事情は少し異なります。基本的に機能が備わった比較的安価で小型の望遠鏡の種類が増えています(但し、国内生産が減っていることも影響してか、安価過ぎるものは品質に問題がありがちなようです。レンズ機器は、やはり精密機械としての認識が必要です)。バルブ撮影(長時間露光)できる一眼レフも随分安くなりましたし、コンパクトデジタルカメラやiPhoneで撮影できるようなシステムも出ています。

ですので、夜釣りでもするような感覚で、軽く望遠鏡と撮影機器を軽自動車に積んで天体観測に行くというのが気軽にできます。最近は流星群などの情報が多く流れるので、そういうものをじっくりと楽しむのも良いかもしれません。

天体観測に合わせて出てくるのが星座です。個々別々の恐ろしく距離の離れたいろんな星同士をつないであーだこーだ言うのもよく考えると不思議な話なのですが、歴史的変遷を経て、様々な要素が詰まっています。オリオン座や黄道十二星座などの有名どころもありますが、分度器座や竜骨座などのあまり馴染みのない星座もたくさんあります。それはそもそも星座の出所というか、成り立ちが異なっているからで「なんでやねん?」と疑問を調べていくと、実際の星座の形はよくわからなくても面白いことも。大体、竜骨座なんて、星座が大きすぎるから分割したという、なんだかなぁと思う理由です。

星のたくさん見える場所はかえって星座が判別しにくいという場合もあります。昔から使われているものに、星座図(星図)があり、方向、季節、時間を合わせれば、星座の位置が天球図の中に表現されるものです。最近では、スマホのアプリで星座図を出せるものがたくさんあります。GPS(全地球測位システム)や電子コンパスなどのセンサーと連動して、その方向に画面をかざすだけで、星座図が現れるという、実に便利なものです。これがあれば、初心者でも星座の位置や形が簡単に把握できます(アプリによって、必要とするセンサー種類が異なるので、注意してください)。

天体観測と星座、これまで全く興味がなかった方も、試しにやってみると案外面白いかもしれませんよ。

天体写真の世界: http://ryutao.main.jp/index.html
星座図鑑: https://seiza.imagestyle.biz/

星座表: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.escapistgames.starchart&hl=ja

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