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ハザードマップ等を確認する

bousai
(2020年9月20日更新)
平成30年7月豪雨では、ハザードマップという言葉がマスコミ上に大きく取り上げられました。また、それ以降に多発している集中豪雨でも度々名前が挙がってくるようになりました。それまでハザードマップというものは耳にしたことがあっても、実際には目を通したり注意したりすることがなかった人も多いのではないでしょうか。

ここではハザードマップを始めとした、インターネット上での災害情報の確認の仕方について、一例を挙げたいと思います。ここに紹介したサイト以外にも有用な災害情報を提供するサイトはたくさんありますので、日ごろから役に立ちそうなサイトはすぐにアクセスできるよう、ブックマークやショートカット等で準備しておくのも大切です。

国土交通省が提供しているハザードマップポータルサイト(https://disaportal.gsi.go.jp/)があります。「重ねるハザードマップ」という方で地域を検索すれば、その上に「洪水」「土砂災害」「津波」などの想定地域などを色付きで重ねることができます。『選択中の情報』という小さなウィンドウにある、「想定区域」などと書かれた部分を押すことで表示・非表示を切り替えることができます。表示中はその部分の左上に小さく「表示」という文字が表れます。
色使いに対する説明が簡単にわからなかったり、倍率によってはうまく色付きが表示されないことがあったりと、使い勝手がやや不足がちに思えるところが残念です。
一方、「わがまちハザードマップ」という方で地域を検索すると、各市町村が作成しているハザードマップに飛ぶことができます。各市町村が対象なのでもう少し細かな情報があったり、配られている冊子と同じものが置いてあったりするのでわかりやすいですし、印刷してすぐに活用することもできます。
ただ、言ってしまえば、それは各市町村の防災関連情報が載ったページにリンクしているだけで、市町村ごとに提供している情報がまちまちであったり、欲しい情報を自分で一つひとつ探さないといけないという点で、いささか今一つ感はありますが……。

Yahoo!天気・災害(https://weather.yahoo.co.jp/weather/)は災害情報のポータルサイトです。天気を始め、警報や台風情報、地震情報をチェックできるだけでなく、河川水位や避難場所マップも確認することができます。個々のサイトに行って、情報を逐一確認するよりもとりあえずこのサイトで一括して情報収集したほうが迅速に情報を把握できるかと思います。ただ、災害時にはどこのサイトが混んでいて、どこが比較的アクセスしやすいかは、その時になってみないとわかりません。一つのサイトで繋がらずにやきもきするよりも、類似の情報を提供している他のサイトにも目を向けることも重要です。

これも国土交通省が提供する、川の防災情報(https://www.river.go.jp/kawabou/ipTopGaikyo.do?)というサイトがあります。河川の防災に関わる情報を網羅することができます。この辺は、上記の「Yahoo!天気・災害」の「河川水位」という項目でも大体知ることができるのですが、見たい地域を素早く確認するのには、「川の防災情報」の方がやや使いやすいように感じます。またカメラ映像も他と比べると鮮明な気がします。
増水時にはカメラ映像や水位の傾向を見た上で、危険と感じたら早め早めの避難行動が必要になってきます。

GoogleもGoogle Mapを生かした災害情報マップ(https://google.org/crisismap/japan)を提供しています。Google Mapなだけに表示のレスポンスがいいですし、周辺国を含めた天候情報(台風経路など)を広く見ることができる利点があります。ただ、上記で述べたサイトに比べると提供されている情報が掴みにくい、というところが弱点です。
なお、防災マップについては、病院や学校など防災に関わるような各施設を確認するのに便利です。

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