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Kaby Lake世代ノートPCの購入、性能チェック、そして福袋のこと

私事でありますが、家庭内で仕事をするために新しくノートPCを購入しました。これまでデスクトップPCでやってきたのですが、

などの要望があったため、新規購入に踏み切りました。

今回のノートPCに要求されるものとしては、外には携帯せず、Excelなどの事務処理中心であり、エンターテイメントをあまり重視しないということでした。その点から下記の項目を必須条件としました。

上記を踏まえて、HP Pavilionシリーズとなりました。低価格層でフルHD&ノングレアであるものが少なく、選択肢があまりなかったのが現状です(下表参照。現状稼働させているデスクトップと一応比較しています)。記憶域はHDDとなりましたが、これは事情により選択できなかったためです。実際は240GBのSSDが好ましかったです。120GBでも当面はいけますが、いろいろ使って続けていると少し心もとない容量となります。また、メモリも4GBの最低要件。やってしまうと保証はなくなりますが、4GBx1の増強は可能なはずです。SSD化も含めて、後のパワーアップとしてのお楽しみになるかと思います(HPのPavilionは、簡単にはメモリにも記憶域にもアクセスできない構造ですが)。

CPUは敢えて、Core-iの第7世代(Kaby Lake)のCore-i5 7200Uとしました。これは単純に面白味の一つで選びました。正直言いまして、Excel等の事務処理をしている以上、より安価なPCで使用されているCeleron N3160でも十分と考えています。ただ、今後動画編集する場合などには、CPU性能が効果的に効いてくることもあるかと思われます。

なお、HP(ヒューレット・パッカード)は、一般的な方にはもしかしたら馴染みが薄い名前かもしれませんが、古くからのコンピューターメーカーであり、会社で日常PCやサーバーを使っている方には親しみがあるでしょう。日本のメーカーに比べて同性能で安価かつ不要なソフトがあまり入っていません。

構成比較

色はゴールド、ディスプレイはやや額縁が太いですが平均的でしょう。厚みも同じく平均的かと思いますが、最近のノートPCは随分と薄くて軽く、15.6インチと言えどももち運びやすいです。
キーボードはキー同士の間隔が広く、そこそこのクリック感があるため、使いやすいです。量販店の中古PCを事前に触って、少しクリックのストロークが短そうだったので心配していたのですが、杞憂でした。
難点としては、10キーとの間隔がちょっと狭いことと、Num lockキーのON/OFFを示すライトがついていないことですね。

動作はPC起動の時にそれなりに時間がかかります(数分)。特にウイルス対策ソフトの『ESET Internet Security』の起動までが長いです。主な原因は記憶域がHDDであるためでしょう。けれども、動き始めたら機敏に動きます。ソフトの起動もちょっとタイムラグがありますが、SSDと比較するのはちょっと酷かな、と。

外装

開き状態

以下の初期設定をしました。

  1. 無線LAN
  2. アカウント設定、PIN化(前から使用しているMicrosoftアカウントを使用)
  3. Windows Update(自動的にやってくれます)
  4. セキュリティソフト(ESET Internet Security)
  5. ウイルスパターンアップデート、初期スキャン
  6. オフィスソフトをインストール
  7. オフィス関連をもう一度アップデート
  8. メールソフトインストールおよび設定(Thunderbird)
  9. ブラウザ(Firefox)
  10. PC自体のアップデート(BIOS、ユーティリティーソフト、ドライバ)
  11. プリンタドライバ、ソフトインストール
  12. アプリストアからインストール、アップデート(自動)
  13. 起動時のNum lock ON(レジストリの値変更で対応)
  14. Functionキーの機能(このPC特有の機能については、『fn』を押さないと効かないように変更。Fnキーの機能を普段使わない人はそのままのほうが便利)
  15. キーボードライトオフ(このPC特有。初期は点灯しています。必要時のみ点灯でいいと思います)

これで一旦、使い出しはできるようになりました。

比較するには少し前提条件が異なり過ぎるのですが、何にもないのもあれですので、性能を全体的に評価する基準として現在稼働しているデスクトップとWindowsエクスペリエンスインデックスで荒っぽく比較してみました。各々のパーツの性能表は前述表の通りです。デスクトップの方は、2011年くらいから稼働しています。グラフィックス面以外はそこそこ性能を重視して構成されています。

結果は下表の通り。世代を超えたCPU同士でも数値は同じくらいとなりました。逆に、Core-i5 7200Uは低消費電力で性能出るからいいなぁ。と。メモリ、記憶域は想定通り数値が下がっておりますが、現状構成では十分な値です。グラフィックス性能がもう少し伸びて欲しかったところです。動画支援機能は数値に載ってこないことを考えれば仕方ないでしょうか。実際、フルHDの動画(MOVファイル)を再生したところ、再生するまでの時間はちょっとかかりますが、動画を再生している間のCPUの使用率は10%以下。仮に4K動画を扱うようになった場合にも快適に観られそうです。

性能比較

今回、このPCはHP Directplusの福袋で購入しました。小売店ではなくメーカーがやっている福袋は、多くが単に少し安価なだけというものなのですが、他を含めてほとんど福袋を購入したことがなかったので、興趣が湧いたため購入しました。この福袋も別に付帯品が付いてくるわけでもなく、少し安い程度である分、逆にメモリや記憶域の構成が変更できない物でした。それは覚悟の上でしたが、誤算は到着まで20日以上を要したこと。営業日だけを数えてもかかりすぎです。実は正月明けの営業日にメールが届いたのですが『パーツ欠品中』と伝えられました。通常の購入品ならそういうこともあり得るでしょう。しかし、福袋とキャンペーンしておきながらその始末。結局、空の福袋を売っておいて、購入者が出たらぼちぼち取り掛かるみたいな態度だったと思われても仕方ありません。
アフターサービスの良し悪しは海外メーカーでよく言われる事柄ですが、そこは問いません。ただ、購入前の顧客(売上となる相手)にはもう少しきっちりした対応が求められるのではないかと思います。残念です。

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