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ネットブックのWindows 10化と動作確認

Windows 10がリリースされて半年近く経ち、今後PC教室の生徒さんがWindows 10のPCをもってくる可能性を踏まえ、自分の勉強がてら、眠っていたネットブックをWindows 10化しました。
PCのスペックは以下の通り。

機種Acer Aspire one D250
OSWindows 7 32bit(XP→Ubuntu→Windows 7と変遷)
CPUAtom N280(1.66GHz)
メモリ2GB
記憶媒体crucial RealSSD C300 64GB(SSD)
無線LANIntel Wi-Fi Link 5100 AGN
その他Broadcom BCM970015 Crystal HD Video Decoder(ハードウェアデコーダー)
Mini PCI-E接続。おかげでYoutubeがヌルヌル動きます

元々、ネットブックを使えるレベルに引き上げようと、いろいろと換装してありますので、通常のネットブックとはいささか仕様が異なります。

最初、Windows 7 SP1から直接Windows 10のISOデータをもってアップグレードしようとしましたが、全然うまくいかず途中で止まりました。ハードウェアが要件を満たしていないなどのメッセージも出ました(一応問題なく要件を満たしています)。
それで最新のアップデートを当てたら、右下にWindows 10へのアップグレードのお知らせが出ました。それに従えば、問題なくスムースにアップグレードが完了しました。

Windows XP、Windows 7と比べて、正直大きく変わった感はありません。むしろ、最新のOSを積んでいる割には特に遅くなっていないという感じでしょうか。

Windows 8.1よりは使いやすいですね(使いにくいところを改良して、Windows 10に仕上げたというほうが適切でしょうか)。アプリを動かしても、全面ウィンドウで開かれないので操作しやすいです。インターネットブラウザのMicrosoft Edgeについては、使い慣れていないせいかもしれませんが、どうもとっつきが悪い感じがします。

ドライバやアプリで特に問題は起きていません(もっとも、ほとんどアプリは入っていない状態でしたが)。ただ、Excel Mobileをストアからインストールしようとした際に、Microsoftアカウントを要求され、それを入れる羽目になりました。元々アカウントをもってはいましたが、それ以降、PCログインがそのアカウントでのパスワード入力に変わってしまいました。どうも不便感を感じずにはいられません。

総合して、Windows 10にアップグレードしても、致命的な状態にはならず、概ね従来までと同じように使えます。ただ、少し不具合のでる数がいささか多いように思え、今後はどんどんと改善されていくのかもしれません。Windows 8.1からの移行であれば使いやすくなる方向なので良いかと思いますが、Windows 7からの移行に関しては、悩ましいところです。もうしばらくいろんな問題点が解決されてからでも遅くないのではと思います。

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