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格安SIM(MVNO)の自宅インターネット化計画実行結果

私事で恐縮ですが、パートナーの実家がこれまでKDDIのADSLであったのですが、ADSLのサービス終了と共に、新たなインターネットのブロードバンド環境を構築する必要に迫られました。
そのままauひかりに移行することも考えられたのですが、シニア世代の家庭では必ずしもそれほどの高速・大容量のブロードバンド環境は必要ないと思われますし、戸建ての光回線は、通信費としては少々高額でもあります(特にスマホをもたず、毎月の通信費が安い家庭では光回線の通信費は相対的に高い)。
そこで、実験的ではありますが、格安SIM(MVNO)を用いた自宅インターネット化を計画・実行しました。

上記を踏まえて、格安SIMを導入しました。

mineoを選択した理由は、割引のキャンペーンを行っていたこと、容量の繰越しができること、個人的にBIGLOBE 3G・LTEを使用しているため、新たな提供業者にトライしてみたかったことです。
au回線を使ったのは、当時Wifiルーターとセットのプランがauにしかなかったからです。
なお、Wifiルーターは自前で用意し、格安SIMだけを契約したほうがトータル的には費用を節約できるのですが、自分の家への設置ではなく、トラブルが起きた時に状況の把握や即時の対応が難しいため、購入先をバラバラにすることに伴うリスクを避けるべく、まとめてmineoで契約しました。

***1ヶ月の使用量 ・・・ 1.5GB
初期の設定確認などに使用した容量も含めています。大体想定された数値です。この1ヶ月間に大きなセキュリティアップデートはなく、AVG 2014 Freeのウイルスパターンのアップデートだけ頻繁に行われています。もしもたまにYouTube等の動画を観るような方であっても、一般的なシニア家庭であれば、3GBを越えないのではないかと思います。
なお、私が毎日出勤時や帰宅時にタブレットを使用しても毎月の使用量は2GB強(屋外ではほとんど動画を観ず、自宅では光回線+無線LAN)、ネット、LINEが中心のパートナーの場合、1.5GB弱です。PCで通信量が多くなったとしてもやはり3GB未満で何とかなるでしょう。

そうなると、問題は大きなセキュリティアップデートや重いソフトのインストールなどですが、それはたまの月で発生するものと想定すれば、繰越し分の容量(=3GB)で賄えると思われます。すなわち、毎月きっちり3GB使用していなければ、余剰が繰越しされていくので、結局毎月の利用可能な容量は大抵6GBになっています。そのうち、3GBをセキュリティアップデートなどに割り当てる分、残り3GBを通常の使用分と考えれば、繰越し有りの3GBプランだけで自宅インターネットは十分対応できると推察されます。
また、個々の家庭の環境で、3GBではバランスが取れない場合は、プラン変更を行えば対応可能です(プラン変更が容易な格安SIMの提供業者を選択する必要がありますが)。

今後、継続して使用量の推移を観察していきますが、この手段がうまくいけば、かなりの通信費圧縮が見込めると思います(Wifiルーター代を除けば、ADSLと比較しても)。ADSLがサービスを終了しつつある中、同等レベルあるいはそれ以下の費用にて、シニア世代の各家庭で快適なインターネット環境を維持していくためには、格安SIM+Wifiルーターは有効な選択肢になり得る可能性をもっていると言えます。

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