例えば、友人と旅行に行った時。自分のデジカメで撮ったデータを友人に渡したい。けれど、距離や会う頻度から考えて、USBメモリやCD-Rで渡せるタイミングがない。かといって、メールに添付するにはデータ量が大きすぎる。そんな場合に、クラウドストレージにデータをアップ(入れる)しておけば、皆で簡単に共有できますし、ダウンロードもできます。それは、相手からもらうデータも同じです。旅行ごとに整理して入れておけば、オンラインアルバムの出来上がりです。
また、実家に帰った時に、孫の日頃の写真を急に見せたくなった。そんな時にもクラウドストレージに写真データをいれておけば、簡単に鑑賞会が開けます。
それから、万が一に備えて。 (「データのバックアップについて」でも述べておりますが) 雷やその他の天災でPC内のデータがダメになる可能性があります。その時、外付けHDDやDVD-Rにデータをバックアップしていても、同じように被害が出ないとも限りません。クラウドストレージなら、そのような事態を回避できます。
クラウドストレージの種類は無料から有料までいろいろあるのですが、Microsoft、Google、Yahoo!などのアカウントをもっていれば、ある程度まで無料で利用できます。最近ではDropboxなど、スマホやタブレットから使いやすいアプリ型のものもあります。アプリ型のものは、各端末(スマホやタブレット、PC)のデータが常に一緒になるように同期されるのが特徴です。
MicrosoftのOneDrive、GoogleのGoogleドライブなどが始めに取っつきやすいクラウドストレージでしょう。各アカウントを取得すれば、すぐに使えるようになります。使い方についてはどうしてもあれこれ触ってみたり解説サイトで調べてみたりしなければなりませんが、有用性を感じたら、一度トライしてみてください。
OneDrive → https://onedrive.live.com/about/ja-jp/
Googleドライブ → https://www.google.com/intl/ja/drive/about.html