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NASの活用

NAS(Network Attached Storage)は、LANに繋がった一種のファイルサーバーです。サーバーには各種の提供する機能がありますが、そのうち、主としてファイルサーバー機能だけを提供するものと考えてください。大抵はLinux系で動作しています。

利点は、サーバーに比べてコンパクトで簡単、様々なバックアップ機能が付いている、低消費電力、アクセス権を簡単に付与できる、そして安価である、などです。
欠点は、サーバーよりも処理能力が落ちる、高度なユーザ管理やサービス提供ができない、グレードの低いモデルでは、故障時に一旦止まってしまうことです。

小規模な事業では、このNASの使用をお勧めします。それぞれのPCにデータを入れていた場合、データの新旧が不明になったり、PC故障時や盗難、紛失時に何のデータが不足しているか不明になったりします。

バックアップについては別項で述べますが、HDDを2台載せられるNASであれば、RAID1(ミラーリング)により常にデータの複製が可能です。稼働している1台が壊れても、入れ換えによりすぐにシステムを復旧することができます。小規模事業では、短時間のシステム停止は不可能ではないと推察されますので、ミラーリングあるいはバックアップをちゃんとしておけば、システム保全、データ保全はある程度十分と考えます。

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