オープンデータから様々な情報を得る
オープンデータとは、いろんな調査に基づいて得られた情報が無料で提供されているものです。そこから地域の特性や社会の変化を読み取ったり、物事の相関性を見出だしたりします。例えば、原油価格とガソリン価格のデータがあれば、ガソリン価格が原油価格の上下のみに左右されているのかどうかを自分で知ることができます。
オープンデータはそういった独自の研究や分析を行うための元として活かすことができます。さらにはそのままデータを利用しても、経営や事業に活かすことができるでしょう。人口分布や年齢構成を始め、サービスが不足している地域などの確認もできます。
さらには、いろんな調査データを見ること自体楽しいものです。大手メディアやニュースサイトでもたくさんのアンケートやランキングの記事が出されたりしますが、時事ネタが多かったり、若年層向けの内容だったりします。また、そもそもモニター数が少なすぎたり調査地域が狭すぎて、有効な調査なのか怪しいのも散見されます。オープンデータを見に行けば、自分の望む、十分な量のデータを見ることができます。
データカタログサイト: https://www.data.go.jp/
このサイトは、総務省行政管理局が運用するオープンデータに係る情報ポータルサイトです。各府省の保有するデータを見ることができます。データ量が膨大なので、検索して所望の情報を抽出する必要があります。
EvaCva(エヴァシーヴァ): http://evacva.net/
このサイトは、省庁などから発表されているオープンデータを活用して、地域の特性を見える化するツールで富士通研究所が運営しているものです。インターネットブラウザ上で都道府県などを選んでいけば簡単に地域のデータが見れます。分かりやすくデータを加工してくれるので、ただ眺めるだけでも楽しむことができます。
厚生労働省統計情報・白書: http://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/
いわゆる白書です。細かい統計情報を得ることができます。……が、数値の羅列でもあり、いかにも統計的であり面白く見れるかどうかは疑問です。しかし、分析するための基礎データとしては貴重でしょう。
他の省でも白書を公開しています。
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