瓶ラベルを作る2
いろいろなサイトを使って瓶ラベルを作る方法は、他の記事でやりましたが(→『瓶ラベルを作る』)、もう少し深く解説しておこうかな、と思います。
金色、銀色のプリント用紙
光沢のラベルは見映えがグッと良くなるのでお勧めです。インクというものは、外からきた光を一部吸収し、残りを散乱反射することで色を出しています。色がない状態とは、白か透明になりますが、白は光を散乱させていますし、透明は光を透過させています。つまり、光沢というものを出すには届いた光を用紙表面で綺麗に反射させる、ということが大事なのに、白や透明な用紙とインクでは表現しようがないのです。
そのため、光沢をうまく出すには、そのような光沢紙にプリントするのがよいです。また、下地の光沢を活かすため、隙間の多い絵柄にするのも有効です。
但し、金色、銀色プリント用紙は耐水性がない場合が多いかと思います。そんなときは、透明の接着(粘着)フィルムをさらに上から貼るとよいです。お勧めは、ワインラベルレコーダー(あるいはコレクター)という接着シート。元々、ワインのラベルを収集するためのものですが、逆転的にラベルを貼るためにも使えますよ。もっとも、台所や日用品の瓶に貼る場合には、シンプルな白地や透明の耐水プリント用紙が合うと思います。
アイロンプリント用紙を使う
ビンテージワインなどでは、布のラベルが貼られていたりします。紙にはない、優しい感じがあります。
アイロンプリント用紙は、Tシャツにオリジナルの絵柄を貼り付けるするときに使われますが、瓶ラベルにも応用できます。
手頃な布きれを用意し、そこに好きな絵柄を印刷したアイロンプリント用紙をアイロンで貼り付けます。縁の部分で布きれのほうの風合いを活かすなら、アイロンプリント用紙は先に所望の形に切り抜いておき、布きれのサイズの中に収まるように貼ります。一方、アイロンプリント用紙の風合いのみを活かすなら、ある程度の大きさでアイロンプリント用紙を貼ってから、後で下地の布きれごと切り抜きます。
また、アイロンプリント用紙は通常白地なので、下地の布きれと調和させるのであれば、近い色を全面に印刷しておきます。元々、布地の質感がありますから、ファブリック(生地)の微かな柄を印刷しておくことで、より布地の風合いが出せます。
下地の布きれとちゃんとくっついたら、適当な接着剤で瓶にラベルを貼り付けて完成です。
昨今のアイロンプリント用紙は、洗濯しても非常に傷みにくい(互換インクを使っていても、なかなか色も落ちない)ので、瓶ラベルとしても耐久性があると思います。
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